毎日、仕事に家事に育児にと、フル稼働のワーママは朝から晩までやることが山積み…。
「自分の時間なんてどこにあるの?」と思うこと、ありますよね。
頑張りすぎてしまうからこそ、気づかないうちに疲れがたまってしまうものです。
そんなときに改めて見直したいのが 「家事の分担」。
つい「私がやったほうが早い」「家族に頼むのは気が引ける」と思ってしまうかもしれませんが、本当にそうでしょうか?!
家事を一人で抱え込まず、うまく分担することで、心にも時間にも余裕が生まれます。

そんな、実は限界が来る前にやった方がいい家事分担の「見直し」についてお話しします!
育児と仕事と家事の両立に疲れた!家事分担の偏りはない?


毎日忙しくしているのに、「なんで私ばっかり…?」と思ったことはありませんか?!
私はありました…
共働き家庭では、知らず知らずのうちに家事の負担が偏ってしまうことがよくあります。
特に薬剤師ママさんだと働いていても旦那さんよりも時間に余裕がある働き方のことが多いので、自然と「家事はママがやる」となっているのではないでしょうか。
ですが、その原因は、単に「手伝ってくれない」からではなく、固定観念やコミュニケーション不足が影響していることもあるんです!
たとえば、「洗濯は妻の仕事」「ゴミ出しは夫の担当」といった昔ながらの考え方が無意識のうちに根付いていたり、
そもそも家事の大変さを共有する機会が少なかったりすることが、偏りを生む原因になっていることもあります。
さらに、洗濯や掃除など目に見える家事だけでなく、「明日の献立を考える」「保育園の準備をする」などの見えない負担が、一方に偏ってしまいがちです。



でも、自分の家庭の家事分担が偏っていないかチェックするにはどうすればいいのでしょうか?
家事を書き出す
まずは、どんな家事がどのくらいの頻度で発生しているのかを書き出してみましょう。
- 朝の支度
- 掃除
- 洗濯
- 食事作り
- 子どもの準備
など、すべてリストアップして誰がやっているのか可視化してみると、負担の偏りが見えてきます。
「見えない家事」もリストに入れる
料理や掃除のような分かりやすい家事だけでなく、
- 次の日の準備
- 子どもの行事の把握
- 買い物リスト作成
など、『考える負担』も含めることが大切です。
パートナーと話し合う
リストアップしたらパートナーと「こんなに家事があるんだね」と一緒に確認することで、互いの負担を認識しやすくなります。
ここで大事なのは、「手伝ってよ!」と責めるのではなく、「どうやったら分担できるかな?」と一緒に考える姿勢を持つこと。
理想の家事水準を見直す
家事の負担を軽くするためには、完璧を求めすぎないことも大切です。
「掃除は毎日やらなくてもOK」
「料理は簡単なもので大丈夫」
など、家庭のルールを少し見直すだけで気持ちがラクになります。
育児と仕事と家事の両立に疲れたワーママにおすすめしたい家事分担の見直し!ポイント制でチェック


家事を見直そうとしても、なかなか家事がどのように偏っているのか、ただリストアップしても分からないことも多いです。
やり方が分からないと、結局どこからどう分担を見直せばいいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこでおすすめなのが、「家事を見える化するポイント制の導入」!



家事の量や負担をしっかりと数値化することで、誰がどれだけ家事を担っているのかが明確になり、公平な分担につながります。
ポイント制の仕組み
このポイント制の仕組みは、「家事にかかる時間」と「どれくらい負担に感じるか(5段階評価)」を掛け合わせてポイントを算出する方法。
例えば、朝食の準備は30分かかるけれど負担感は2なので「30×2=60ポイント」。
一方、洗濯は45分かかり負担感が3なら「45×3=135ポイント」。
これを家事全体に適用し、夫婦それぞれの合計ポイントが大体同じくらいになるように調整していきます。
頻度ごとに分類
さらに、「毎日の家事」「週1回の家事」「月1回の家事」と頻度ごとに分類すれば、分担の偏りがより見えやすくなります。
たとえば、食器洗いのような毎日の家事はポイントが低めでも積み重なると負担になるし、掃除機がけのような負担感が高い家事は、頻度を考慮しながら適正に分けることが大切です。
このポイント制の最大のメリットは、「なんとなく私のほうが多い…」というモヤモヤがなくなること。
そして、逆に旦那さんからすると「こんなにやってるのに…」という感覚も見直せます。
家事の量や負担が数値化されることで、感覚的ではなく具体的なデータに基づいた分担が可能になります。
ただし、ポイントの算出を機械的に決めるのではなく、夫婦でしっかり話し合いながら、お互いの状況や感じ方を理解することが何よりも大切です。
「頑張ればなんとかなる」と無理を重ねるのではなく、仕組みを工夫して負担を分け合うことが、ワーママがラクになる第一歩。



ぜひ、一度家事の分担を見直してみてください。
家事分担の見直しの際に避けるべき誤解


家事分担をスムーズに進めるつもりが、気づけばモヤモヤ…となることも。
実は、家事を公平に分けることばかりに意識が向きすぎると、かえって不満が増えることも。



ここからは家事分担を決めるときに陥りがちな誤解と、その対策を紹介します。
量の平等が絶対ではない
「家事の量を完全に半分ずつにすれば不満はなくなる!」と思いがちですが、実際にはそう単純ではありません。
例えば、得意な家事を担当した方が効率よく進むこともありますし、仕事や育児の負担を考慮すると、完全な50:50の分担が難しいこともあります。
大切なのは「お互いに納得できる形でバランスを取ること」。
家事の負担を数値化するなどして、納得感のある配分を考えてみましょう。
家事の中身を細かく共有しないと負担感がズレる
「洗濯やっておいたよ!」と言われて喜んだのも束の間、洗濯機の中に濡れたままの洗濯物が…こんなすれ違い、よくありますよね。
「洗濯」は、洗濯機を回すだけではなく、干して、畳んで、しまうまでが一連の流れ。
それぞれの家事の具体的な内容を共有しないと、分担したつもりが負担が偏る原因になります。
一度「家事リスト」を作って、細かいタスクまで書き出してみるのがおすすめです。
分担表に固執しすぎない
家事分担を決めるとき、役割を明確にすることは大切ですが、「これは絶対にあなたの担当!」と厳しく決めすぎると、急な予定変更や体調不良のときにストレスになりがちです。
仕事のシフトや育児の状況に応じて、柔軟に分担できる余地を残しておくのがポイント。



「お互いの負担を減らすための分担」であることを忘れず、時には助け合えるように。


相手の状況を考えずに押し付ける
「私はこんなにやってるのに、なんでやってくれないの?」と不満を抱くことは誰にでもあります。
でも、相手の仕事や育児の状況、得意不得意を無視して分担を押し付けると、かえってストレスが増えてしまいます。
相手が料理が苦手なら、後片付けを担当してもらうなど、無理のない範囲で役割を決めるのが大切です。
お互いが負担に感じすぎないように、適材適所で分担を工夫しましょう。
「言わなくてもやってくれるはず」と期待しすぎる
「察して動いてほしい」「言わなくてもやってほしい」と思う気持ちはすごくよくわかります!
でも、家事に対する意識の差は人それぞれ。
育ってきた環境も違えば性格も違うのでこれはどうしようもない部分も…
最初は細かく指示を出しながら、一緒にやり方を共有していくことが大切です。
徐々に任せられる部分を増やしていけば、相手も「次は何をすればいいか」がわかるようになり、自然と家事に参加する習慣が身についていきます。
感謝の気持ちを忘れない
家事分担を進めると、「やって当たり前」になってしまいがち。
でも、「ありがとう」の一言があるだけで、お互いのモチベーションが大きく変わります。



ちょっとしたことでも「助かったよ」「やってくれてありがとう」と伝えるだけで、家事の負担が心理的に軽くなり、前向きに取り組めるようになるもの!
誤解をなくして、気持ちよく家事をシェアしよう
家事分担の誤解をなくすためには、定期的に話し合い、お互いの状況を確認しながら調整することが大切。
小さな不満を溜め込まず、早めに解決することで、夫婦の関係もよりスムーズになります。
家事は「分ける」ことが目的ではなく、「協力して暮らしを快適にすること」が目的。



無理のない形で、気持ちよくシェアできる方法を二人で見つけていきましょう♪
まとめ
家事は、ワーママ一人が背負うものではありません。
家族みんなの暮らしを支えるものだからこそ、 「みんなでやる」 のが本来の形。
ちょっとした意識改革で、負担をぐっと減らすことができます。
無理せず、頑張りすぎず、周りに頼ることも大切です。
家事の分担を見直して、少しでも自分の時間を確保しませんか?



心と体の余裕は、きっと毎日の笑顔につながります。
コメント